2018年10月、ドイツのケルンで開催された「Intermot(Internationale Motorrad)」で初披露された新型の【GSX-S 1000S KATANA】(カタナ)。20世紀の名車GSX-1100S KATANA(カタナ 1100)のDNAを受け継いだボディデザインから、紛れもなく「21世紀のKATANA」だと誰の目にも映ったことだろう。
搭載されたエンジンに目を向けるとパワフルなGSX-S1000(2015)と同じもので、GSX-R1000(K5)用のユニットをストリート向けにチューニングされたものだ。フレーム形状、ホイールベース(1460 mm)、3段切り替えトラクションコントロールの設定からみても、明らかに大ヒットモデルGSX-S 1000をベースにしたもの。
ただ、あのハンス・ムートが日本刀をイメージし初代KATANAをデザインしたと言われる特徴的なウィンドディフレクター形状はこの最新モデルでも健在だ。リアフェンダーはスイングアームマウントになったが、車輪とフェンダーの広い距離感も初代を継いでいる。フロントタイヤは17インチ120 mm幅、リヤが17インチ190 mm幅。
灯火系はすべてLED化され、メーターはLCD液晶表示と21世紀に相応しい仕様となっている。
画像引用元:SUZUKI KATANA カタログ
燃料タンク容量は12 リッターと小さく、カラーはミスティックシルバーメタリック、マットステラブルーメタリックがある。イタリアなど海外ではブラックメタリックも販売されている。日本国内での発表は、2019年3月のモーターサイクルショー(東京/大阪)で行われ、2019年5月30日に発売された。オプションとして、赤黒シート、スクリーン、デカールなどをセットした「サムライ・アクセサリー・パック」がある。
2022年には、平成32年(令和2年)排ガス規制に適合するため、電子制御スロットルシステムを採用することで電子制御系が大幅にアップグレードされた。同時に、クラッチ操作が不要のクイックシフターを追加している。排ガス規制をクリアしながらも、150ps/11000rpmを発揮するところはさすがといえる。
ライディングポジションはシート高825mmで、ハンドルはアップライトなため、一般的なビッグネイキッドな感覚でこのクラスでは取りまわし易い方だろう。但し、レイク角は広めであるため、歩行しながら車体を取りまわしにくいのが難点に感じるかもしれない。
因みに、KATANAの型番GSX-S 1000Sは、80年代にラインナップされたGSX1000Sがあったため、GSXに-Sを付けたとされている。
新搭載の電子制御システムとは、スズキ・インテリジェント・ライド・システム(S.I.R.S.)と呼ばれる。
画像引用元:SUZUKI KATANA カタログ
「S.I.R.S.」には、出力特性を3つのモードから選択できるスズキ・ドライブモードセレクター(SDNS)と選択幅を5段階に広がったスズキ・トランクション・コントロール・システム(STCS)、双方向クイックシフトシステム(クイックシフター)で構成されている。
「SDNS」は、A、B、Cのモードに分かれているが、スロットルレスポンスがA、B、Cの順に敏感に反応するようになっている。好みではあるが、高速走行ではCモードが扱いやすく、市街地ではAまたはBモードが扱い易いと言われる。
「SDNS」では、OFFモードもあるが、1から5に向けてトランクションが滑らかになる。ところが、最も駆動力が高い1でもドライな路面では滑ることが少なく、パワーロスを感じさせない仕上がりとなっているところは、完成度の高さを感じさせる。
最後に「STCS」は、例えば3000回転でクラッチを切ることなくシフトアップまたはシフトダウンをしても、非常に滑らかにシフトチェンジできることに驚かされる。市街地を走行する際やコーナーが多い峠道などでも、とてもライディングし易い。
これら「S.I.R.S.」は、これまでのモデルでは「パワーがあり過ぎて気を使う」という方、「パワーがないとスズキらしくない」という方にとっても、満足のいく仕上がりになっていると言えるだろう。
2023年5月現在、バイクDoではGSX-S 1000S KATANAの買取実績はありません。最新のGSX-S 1000S KATANA(カタナ)をご購入されるお客様が、旧型のGSX-1100S KATANAをお売りになるなどの理由で以下のとおり買い取らせていただいたものだけです。
SUZUKI KATANA シリーズ | 最高価格 | 平均価格 |
GSX 1100S KATANA(カタナ) | 1,120,000 円 | 810,000 円 |
GSX-S 1000S KATANA(カタナ) | 1,258,600 円 | 1,177,250 円 |
ただ、最近お問い合わせが増えてきており、買取査定を検討されているお客様もおられます。ご興味がおありの場合は、バイクDoまでお気軽にお問い合わせください。
SUZUKI GSX-S 1000S KATANAのご購入を検討されておられるお客様は、以下のスペック表を参考にしていただけましたら幸いです。
型式 | 8BL+-EK1AA |
発売 | 2022年2月(最新モデル) |
仕向け | 日本国内向け |
ディメンション |
全長 | 2,130 mm |
全幅 | 820 mm | |
全高 | 1,100 mm | |
ホイルベース | 1,460 mm | |
最低地上高 | 140 mm | |
シート高 | 825 mm | |
車両重量 | 215 kg | |
最小回転半径 | 3.4 m | |
乗車定員 | 2名 | |
燃料小比率 | 21.2 km/L | |
測定基準 | 国土交通省(60km/h走行時) | |
燃料消費率 | 16.6km/L | |
測定基準 | WMTCモード値 | |
タイヤ(フロント(仕様) | 120/70ZR17(ラジアル) | |
タイヤ(フロント(タイプ) | チューブレス | |
タイヤ(フロント(速度信号) | (W) | |
タイヤ(フロント(荷重指数) | 58 | |
タイヤ(リヤ仕様) | 190/50ZR17(ラジアル) | |
タイヤ(リヤタイプ) | チューブレス | |
タイヤ(リヤ速度信号) | (W) | |
タイヤ(リヤ荷重指数) | 73 | |
ホイールリム形状(フロント) | MT | |
ホイールリム幅(フロント) | 3.5 | |
ホイールリム形状(リヤ) | MT | |
ホイールリム幅(リヤ) | 6.0 | |
タイヤ標準指定空気圧 (乗車定員時フロント) | 2.50 | |
タイヤ標準指定空気圧 (乗車定員時リヤ) | 2.90 | |
燃料タンク容量 | 12L | |
燃料種類 | ハイオクガソリン | |
オイル容量(全容量) | 3.4L | |
オイル容量(オイル交換時) | 2.8L | |
オイル容量(フィルタ交換時) | 3.2L | |
推奨エンジンオイル(SAE粘度) | 10W-40 | |
出荷時重量 | 215 kg |
エンジン |
型式 | DTB1 |
原動機種類 | 4ストローク | |
気筒数 | 4 | |
シリンダ配列 | 並列(直列) | |
冷却方式 | 水冷 | |
排気量 | 998 cc | |
カム・バルブ駆動方式 | DOHC | |
気筒あたりバルブ数 | 4 | |
内径(シリンダーボア) | 73.4 mm | |
行程(ピストンストローク) | 59 mm | |
圧縮比 | 12.1:1 | |
最大出力 | 110 KW | |
最大出力 | 150 PS | |
最高出力回転数 | 11000 rpm | |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | |
満タン時走行距離(参考値) | 254.4 km | |
エンジン始動方式 | セルフスターター式 | |
点火装置 | フルトランジスタ式 | |
点火プラグ標準搭載・型式 | CR9EIA-9 | |
点火プラグ必要本数 | 4 本 | |
エンジン潤滑方式 | ウエットサンプ式 |
ドライブトレイン |
クラッチ形式 | 湿式・多板 |
変速機形式 | リターン式・6段変則 | |
変速機・操作方式 | フットシフト | |
1次減速比 | 1.553 | |
2次減速比 | 2.588 | |
ギア比(全体) 1ST | 2.562 | |
ギア比(全体) 3RD | 2.052 | |
ギア比(全体) 3RD | 1.713 | |
ギア比(全体) 4TH | 1.500 | |
ギア比(全体) 5TH | 1.360 | |
ギア比(全体) 6TH | 1.269 | |
動力伝達方式 | チェーン | |
チェーンサイズ | 525 | |
標準チェーンリンク数 | 116 |
シャシ― |
フレーム型式 | ダイヤモンド |
キャスター角 | 25°00’ | |
フロントフォーク | 倒立フォーク | |
フロントフォーク径 | 43 | |
懸架方式(フロント) | スイングアーム方式 | |
ショックアブソーバー本数(リヤ) | 1 |
電装 |
ヘッドライトタイプ(Hi) | LED |
テールライトタイプ | LED | |
スピードメーター表示形式 | デジタル | |
ギアポジション表示 | 有 | |
燃料計表示 | 有 | |
エンジン回転計表示 | 有 | |
時計 | 有 | |
ツイントリップ | 有 | |
ハザードランプ | 有 |
車両装備 |
アンチロックブレーキ(ABS) | 有 |
走行モード切り替え | 有 | |
トランクションコントロール | 有 | |
スリッパ―クラッチ | 有 | |
シフトアシスト(クイックシフター) | 有 |
バイクDoでは、市場価格を日々調査してオーナー様にできるだけ有利な価格を提示できるよう日々努力しております。買取査定の流れやお問い合わせ先については以下をご参照いただき、お気軽にお問い合わせください。
査定個所 | 査定内容 | |
---|---|---|
エンジン周り | 排気量、エンジン番号打刻部 | 正規品かどうか |
スターターキック | 曲がりやキズがないか | |
始動性 | エンジンのかかり | |
エンジン音 | 異音がないか | |
吹き上がり | 悪くないか | |
クランクケースカバー | 腐食、カケ、キズ、凹みの有無 | |
エンジンカバー | 類 腐食、カケ、キズ、凹みの有無 | |
オイル漏れ(腰上) | オイル漏れの有無 | |
オイル漏れ(腰下) | オイル漏れの有無 | |
オイル漏れ(ガスケット) | オイル漏れの有無 | |
ラジエター(ガタツキ) | 取り付け状態の良し悪し | |
ラジエター(フィン) | 曲がり、凹み、キズの有無 | |
ラジエター(液漏れ) | 液漏れの有無 | |
クラッチ(切ったとき) | クランク音の良し悪し | |
クラッチ(ハンクラ状態) | 異音がないか | |
クラッチ(つないだとき) | 滑り、ガタつき、異音の有無 | |
セルモーター | エンジンのかかりの良し悪し クランキング異音の有無 異音の有無 | |
外装周り | アッパーカウル | キズ、割れ、凹み、曲がりの有無 |
サイドカウル | キズ、割れ、凹み、曲がりの有無 | |
アンダーカウル | キズ、割れ、凹み、曲がりの有無 | |
シートカウル | キズ、割れ、凹み、曲がりの有無 | |
タンク(外観) | キズ、割れ、凹み、錆の有無 | |
タンク(塗装) | 純正か社外か | |
タンク(中) | 中に錆がないか | |
オイルタンク | ガタつきがないか 割れがないか | |
首周り(フロント) | フロントフェンダー | タイヤとのスペースが均一か |
フロントフェンダー(取付部) | 曲がり、ガタつき、錆がないか | |
フロントフェンダー(本体) | キズ、割れ、凹み、曲がりの有無 | |
リヤ周り | リヤフェンダー | タイヤとのスペースが均一か |
リヤフェンダー(取付部) | 曲がり、ガタつき、錆がないか | |
リヤフェンダー(本体) | キズ、割れ、凹み、錆、曲がりの有無 | |
電気系 | プラグ | 使用期間の確認 |
ウインカー(前後) | 点灯するか | |
フロントライト | 点灯するか | |
テールライト | 点灯するか | |
ブレーキライト | 点灯するか | |
インジケーター | 正常に動作するか | |
バッテリー | 使用期間の確認 | |
オルタネーター | バッテリーとの関連でチェック |
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