ホンダ (HONDA) CB1300 は、2003年に発売されたネイキッドバイクの名車です。初代モデルは1300ccエンジンを搭載、トルクフルな走りとデザイン性の高さから多くのバイクファンに支持されました。以降、モデルチェンジを繰り返しながら30年の歳月を経て、目覚ましい進化を遂げています。
初代モデルは、リヤタイヤが太く、トルクフルな走りを重視した設計でした。その後、2005年にはABSを標準装備し、2007年にはメーターパネルがデジタル化、外装のデザインも大幅に変更されています。
2010年には、エンジンの排気量が1,300ccから1,100ccに変更、さらに車体の徹底した軽量化が進められました。そして、2013年には、全面的にモデルチェンジが行われ、エンジンの性能向上や外装のデザイン変更、スイングアームの変更などが行われました。直近の2021年モデルでは、最新のテクノロジーを取り入れ威風なる血統を受け継ぎ、ネイキッドバイクの最高峰に進化しています。
このようにホンダ (HONDA) CB1300は、モデルチェンジを繰り返しながら進化してきました。まず、2022年10月21に発売された最新モデルのスペックから見てみましょう。
CB 1300の最新のモデルは「 SUPER FOUR(2021)」、「SUPER BOL D’OR(2021」、「SUPER FOUR SP(2021)」、「SUPER BOL D’OR SP(2021)」と4種のモデルで構成されています。
出典:HONDAGO BIKE LAB(CB1300 CB1300SF SP 30th Anniversaryモデル)
CB1300の主要スペックとその他セクションごとに分けまとめています。ポイントとなるスペックにフォーカスしたい人は、以下のセクション名をタップ(クリック)すると各セクションまでジャンプしますので、ご利用ください。
モデル | SUPER FOUR【SP】 | SUPER BOL D’OR【SP】 |
型式 | ホンダ・8BL-SC54 | |
長さ | 2,200 mm | |
全幅 | 795 mm | 825 mm |
全高 | 1,125【1,135】 mm | 1,205【1,215】 mm |
最低地上高 | 130【140】 mm | |
シート高 | 780【790】 mm | |
ホイルベース | 1,520 mm | |
タイヤ(フロント仕様) | 120/70ZR17M/C (58W) | |
タイヤ(リヤ仕様) | 180/55ZR17M/C (73W) | |
燃料容量/燃料種類 | 21 l / 無鉛レギュラーガソリン | |
エンジンオイル容量 | 4.6 l | |
潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 | |
車両重量 | 266 kg | 272 kg |
最小回転半径 | 2.7 m | |
乗車定員 | 2名 | |
燃料消費率 (国土交通省届出値) | 28.0km/L(60km/h・定地燃費値、2名乗車時) | |
燃料消費率 (WMTCモード値 | 17.2㎞/L(クラス3-2、1名乗車時) |
型式 | SUPER FOUR【SP】 | SUPER BOL D’OR【SP】 |
エンジン型式 | SC54E | |
エンジン種類 | 水冷4ストローク直列4気筒 | |
カム・バルブ駆動方式 | DOHC 4バルブ | |
排気量 | 1,284cm³ | |
圧縮比 | 10.8:1 | |
エンジン最大トルク | 112(11.4) Nm | |
最大トルクRPM | 6,250rpm | |
最大出力 | 83(113) | |
最大出力RPM | 7,750rpm | |
ボア(内径) | 78 mm | |
圧縮比 | 67.2 mm | |
フューエルシステム | 9.6:1 | |
エンジン始動方式 | フューエルインジェクション | |
点火方式 | フルトランジスタ点火 | |
点火プラグ標準型式/本数 | DPR8EA-9/4本 | |
バッテリー型式/容量 | YTZ14S/12V-11.2Ah | |
潤滑方式 | ウェットサンプ | |
エンジンオイル交換時容量 /フィルタ交換時 | 3.8 l/4.0 l | |
推奨エンジンオイル(SAE) | 10W-30 | |
ドレンホース | 14 φ |
型式 | SUPER FOUR【SP】 | SUPER BOL D’OR【SP】 |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング式 | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
ギア比(全体) 1ST | 3.083 | |
ギア比(全体) 2ND | 1.941 | |
ギア比(全体) 3RD | 1.478 | |
ギア比(全体) 4TH | 1.240 | |
ギア比(全体) 5TH | 1.074 | |
ギア比(全体) 6TH | 0.967/td> | |
一次減速比/二次減速比 | 1.652/2.222 |
型式 | SUPER FOUR【SP】 | SUPER BOL D’OR【SP】 |
フレーム形式 | ダブルクレードル | |
懸架方式(フロント)/フォークタイプ | φ43mmカートリッジタイプ | |
懸架方式(リヤ) | アルミ製スイングアーム式 | |
キャスター角 | 25°00 | |
トレール量 | 99 mm | |
ショックアブソーバ本数(リヤ) | 2本 | |
タイヤサイズ/タイプ/空気圧(フロント) | 120/70ZR17M/C(58W) | |
タイヤサイズ/タイプ/空気圧(リヤ) | 180/55ZR17M/C(73W) | |
ホイールリム形状/幅(フロント) | MT/3.5 | |
ホイールリム形状/幅(リヤ) | MT/5.5 | |
ブレーキ形式(フロント) | 油圧式ダブルディスク | |
ブレーキ形式(リヤ) | 油圧式ディスク |
型式 | SUPER FOUR【SP】 | SUPER BOL D’OR【SP】 |
インジケーター | 大型反転液晶パネル | |
二眼メーター | アナログスピード・タコメーター | |
ヘッドライト | LED | |
テールランプ/ウインカー | 丸目二眼LED/バータイプLED |
型式 | SUPER FOUR【SP】 | SUPER BOL D’OR【SP】 |
ヘルメットホルダー | プッシュタイプ | |
アンチロックブレーキ(ABS) | 有り | |
走行モード切り替え | 有り | |
USBソケット | USB Type-C(シート下) | |
グリップヒーター | 5段階の温度調節 | |
ETC | ETC2.0 | |
盗難抑止 | H・I・S・S(Honda Ignition Security System) 強化ハンドルロック機構 強化キーシリンダー |
|
ハザードランプ | エマージェンシーストップシグナル |
モデル名 | カラー | メーカー希望小売価格 |
CB1300 SUPER FOUR | デジタルシルバー メタリック | 1,562,000円(税込) (本体価格1,420,000円、 消費税142,000円) |
CB1300 SUPER BOL D’OR | デジタルシルバー メタリック | 1,672,000円(税込) (本体価格1,520,000円、消費税152,000円) |
CB1300 SUPER FOUR SP | パールホークスアイ ブルー | 1,936,000円(税込) (本体価格1,760,000円、消費税176,000円) |
CB1300 SUPER BOL D’OR SP | パールホークスアイ ブルー | 2,046,000円(税込) (本体価格1,860,000円、消費税186,000円) |
※価格にはリサイクル費用が含まれますが、保険料・消費税を除く税金・登録諸費用は含まれません
ここでは、CBシリーズの歴史と最新モデルの進化を見てみましょう。
出典:https://nascd.edu.bd/?inventive%2Ffenberry2198953_html
ホンダは、国内の二輪車メーカーを常にリードしてきました。CBシリーズの第一弾は、1959年に発売された「CB92 Super Sport」です。初の直列2気筒エンジンは15psを発揮、レースでも好成績を残しています。
翌年1960年に発売された「CB72 Super Sport」は、モータースポーツ市場の拡大を狙ったロードスポーツで、250cc直列2気筒を鋼管ダイヤモンドフレームに搭載、レース用キットパーツが豊富に供給され人気を博しました。この頃、ホンダは国内初の完全舗装コースを有する鈴鹿サーキットを建設し1962年にオープン、各種レースは市販車の性能向上に貢献したのです。
「650ccの性能を450ccで発揮する」をテーマに開発された「CB450」。公道向け市販バイク初のDOHCを採用し、直列2気筒エンジンを新開発しました。ホンダは、このモデルを1965年に発売してから海外市場を大幅に開拓しています。
1969年、国内量産車初の直列4気筒エンジンを搭載した「ナナハン」となる「CB750 Four(CB750 フォア)」を発売。このモデルが登場したことで、多気筒ビッグバイク時代が到来しました。現在のCB1300 Super Fourの元祖と言っても良いでしょう。このモデルから、HONDAを中心に日本の二輪車メーカーの海外販売シェア拡大の快進撃が始まったのです。
出典:Amazon
「CB400 Four」は、1974年に発売された大ヒットバイク。CB350をベースとしてカフェレーサースタイルを採用して排気量も拡大したのがウケました。斬新なのは4本のマフラーを一つにまとめた、Four in Oneの集合マフラーです。”ヨンフォア”や”フォーワン”の愛称で親しまれました。
EARAは、二輪車にはじめてホンダマチックを搭載した大型オートマチックバイクです。1974年に発売された。CB750をベースに、シビック(N360)で高い評価を得ていた独自開発のホンダマチックを二輪に組み合わせるというユニークなバイクです。その扱いやすさは好評で1978年発売のCB400ATにも受け継がれました。
「CB750K」は、耐久レースで連勝を続けるなど圧巻の結果を出していたRCB1000の技術を採り入れたモデルです。直列4気筒にDOHC4バルブを市販車に採用した初のモデルでもあります。以降、CB750/900Fへと発展しました。
1979年に発売された「CB750F」。前年発売されたCB750Kをさらに高出力化し、華麗なスタイリングで登場したスーパースポーツモデルです。海外輸出用には、ボアストロークの変更により排気量をアップしたCB900Fが発売され、世界的な大ヒットバイクとなりました。
出典:https://www.honda.co.jp/news/1974/2741203f.html
1989年はレーサーレプリカ全盛時代、スチール製ダイヤモンドフレームに搭載して発売されたのが、「CB-1」です。CBR400RRの水冷DOHC直列4気筒を低中速重視の特性として、抜群のスポーツ走行性能を兼ね備えたこのモデルは、ネイキッドスポーツバイクの先駆者としてその存在感を示しました。
大ヒットしたCBX750Fの血統を汲む空冷DOHC4バルブ直列4気筒を採用した「CB750」は、9年の歳月を経て1992年に発売。相変わらずの扱いやすさが好評で教習者や白バイなど幅広く使用されました。
BIG-1コンセプトから生み出されたリッターネイキッド「CB1000 Super Four」。CBR1000と同じ水冷4気筒を搭載し、1992年に発売されました。当時としては超大型バイクとしてパワフルな走りを兼ね備え、その存在感を世界中に示したのです。
CB1000スーパーフォアの後継モデルで、X4譲りの1300ccの水冷DOHC直列を搭載した迫力の「CB1300 Super Four」は、1998年に投入されました。リアサスにダブルプロリンク機構を採用し、前後ホイールを18インチから17インチに小径化した取り回しの良さは、ファンを驚かせるのに十分なスペックでした。
出典:https://www.honda.co.jp/news/1992/2920220.html
2003年に発売された「CB1300 SUPER FOUR」は、BIG-1プロジェクト三代目です。それまでのグラマラスボディからシャープなボディーへと変貌し、車両重量は-19kgとなる254kg、歴代モデルの中でも最もコンパクトでショートホイールベースとなりました。シリーズ初のフューエルインジェクション(FI)を採用、操作性や快適性を大きく向上させました。
CB1300 SUPER FOURの発売から僅か2年後の2005年にホンダは早くもマイナーチェンジを施し同時に発売したのが、初代「CB1300SUPER BOL D’OR」。ABSも設定し、高速道路の二人乗り解禁に備え、安全性能を向上させました。
CB1300 SUPER FOUR 2008年モデルは、吸気レイアウトの変更とキャタライザーを追加することで廃棄レイアウトを変更し排出ガス規制に対応しました。その一方で、エンジン出力を101psまで向上させています。これは国内馬力規制撤廃後初の100psオーバーとなったのです。
CB1300 SUPER FOUR 2010年モデルでは、コンバインドABSを採用し、フレーム剛性とサスペンションセッティングの見直してシート高は10mmダウン。パニアケース標準装備のスーパーツーリングを追加し、専用設計のダウンマフラーを装備させました。このことでCB1300の取り回しのしやすさが格段に向上したと言えます。
出典:https://www.honda.co.jp/news/1992/2920220.html
2014年モデルでは、6速ミッションを採用しパワフルながら滑らかな加速を実現。さらに吸排気系セッティングを変更してエンジンの吹き上がりを改良しました。また、このモデルではホイールデザインも変更していています。
2018年モデルは、110psまで出力を向上。アシストスリッパークラッチを採用し前後サスペンションセッティング変更して、向上した加速性能にアジャストしています。また、安全性を向上するため、フロントブレーキを改良するため、ETC車載器とグリップヒーターを標準装備しました。
ホンダCB1300の最新モデルは、2019年に発売された「CB1300 SUPER FOUR SP」です。この最新モデルでは、従来のCB1300に比べて、よりスポーティな走りを実現するために、様々な改良が加えられています。
まず、エンジンについては従来モデルに比べて最大出力が4馬力向上し、エキゾーストシステムに新しいマフラーが採用され、よりスポーティなホンダサウンドが楽しめるでしょう。また、フロントフォークには、従来モデルよりもスリットが多く入ったアルミニウム製の「SHOWA BPF」が採用され、より安定感のある走りを実現しています。
さらに、ブレーキにも改良が加えられ、フロントには6ピストンキャリパーを採用、従来モデルよりもブレーキング力が向上しています。また、エンジンマウントにも改良が加えられ、より快適な乗り心地を実現しているといえるでしょう。
外観については、従来のCB1300に比べスポーティで洗練されたデザインとなっており、特にフロントのLEDヘッドライトは、よりモダンな印象を受けます。このように、ホンダCB1300の最新モデル「CB1300 SUPER FOUR SP」は、従来のCB1300に比べてさらにスポーティで高性能な走りが実現できるよう進化しているのです。
バイクDoでは、市場価格を日々調査してオーナー様にできるだけ有利な価格を提示できるよう日々努力しております。買取査定の流れやお問い合わせ先については以下をご参照いただき、お気軽にお問い合わせください。
バイクDoの買取査定の項目と流れは以下のとおりです。経験豊富なスタッフが短時間で査定させていただきます。
査定個所 | 査定内容 | |
---|---|---|
エンジン周り | 排気量、エンジン番号打刻部 | 正規品かどうか |
スターターキック | 曲がりやキズがないか | |
始動性 | エンジンのかかり | |
エンジン音 | 異音がないか | |
吹き上がり | 悪くないか | |
クランクケースカバー | 腐食、カケ、キズ、凹みの有無 | |
エンジンカバー | 類 腐食、カケ、キズ、凹みの有無 | |
オイル漏れ(腰上) | オイル漏れの有無 | |
オイル漏れ(腰下) | オイル漏れの有無 | |
オイル漏れ(ガスケット) | オイル漏れの有無 | |
ラジエター(ガタツキ) | 取り付け状態の良し悪し | |
ラジエター(フィン) | 曲がり、凹み、キズの有無 | |
ラジエター(液漏れ) | 液漏れの有無 | |
クラッチ(切ったとき) | クランク音の良し悪し | |
クラッチ(ハンクラ状態) | 異音がないか | |
クラッチ(つないだとき) | 滑り、ガタつき、異音の有無 | |
セルモーター | エンジンのかかりの良し悪し クランキング異音の有無 異音の有無 |
|
外装周り | アッパーカウル | キズ、割れ、凹み、曲がりの有無 |
サイドカウル | キズ、割れ、凹み、曲がりの有無 | |
アンダーカウル | キズ、割れ、凹み、曲がりの有無 | |
シートカウル | キズ、割れ、凹み、曲がりの有無 | |
タンク(外観) | キズ、割れ、凹み、錆の有無 | |
タンク(塗装) | 純正か社外か | |
タンク(中) | 中に錆がないか | |
オイルタンク | ガタつきがないか 割れがないか |
|
首周り(フロント) | フロントフェンダー | タイヤとのスペースが均一か |
フロントフェンダー(取付部) | 曲がり、ガタつき、錆がないか | |
フロントフェンダー(本体) | キズ、割れ、凹み、曲がりの有無 | |
リヤ周り | リヤフェンダー | タイヤとのスペースが均一か |
リヤフェンダー(取付部) | 曲がり、ガタつき、錆がないか | |
リヤフェンダー(本体) | キズ、割れ、凹み、錆、曲がりの有無 | |
電気系 | プラグ | 使用期間の確認 |
ウインカー(前後) | 点灯するか | |
フロントライト | 点灯するか | |
テールライト | 点灯するか | |
ブレーキライト | 点灯するか | |
インジケーター | 正常に動作するか | |
バッテリー | 使用期間の確認 | |
オルタネーター | バッテリーとの関連でチェック |
LINEでお問い合わせ: LINE ID
メールでお問い合わせ: 無料一括査定
ホンダCB1300 SUPER FOURのスペックを中心にCBシリーズの歴史まで解説しました。懐かしく感じられた方、新たにCBシリーズの素晴らしい進化を認識され、最新モデルへの興味を深められた方がいるかもしれません。
二輪車は日本が世界シェアを高めており、その中でもホンダが群を抜いています。また、往年のCBシリーズの中古車市場ではホンダのバイクは価格が右肩上がりのものが多く、長年大切に愛用されたバイクは新車購入価格の何倍にもなっているケースまであるのです。
ホンダは、2023年4月現在、CB1300 SUPER FOUR SP 30th AnniversaryとSUPER BOL D’OR SP 30th Anniversaryというプレミアムなモデルを期間限定で販売しています。
この機会に、HONDA(ホンダ) CB1300 をご検討されてはいかがでしょうか?その際、中古バイクをできるだけ高く売りたいとお考えの場合は、ぜひバイクDoの無料査定へお声がけください。
HondaGO BIKE LABHondaGO BIKE LAB
バイクを売りたい多くの方が、このようにお考えではないでしょうか?
当サイトでは優良オートバイ買い取りサイトを選定して、一括でご利用のお客様にオートバイ査定を簡単にまた、安心して、売却していただくために運用しております。不動車、事故車もお気軽にご相談くださいませ。
あなたのバイクはもっと高く売れる!簡単入力で買取価格を素早く比較!